考察!少女アニメ
―ジェンダー視点から見る少女アニメの製作/研究―
12時~IG全体会議(生活環境学部E218-2)
第一部 13:00~14:15
「少女・女児向けアニメにおける少女表象
―「魔法少女」を中心に」須川亜紀子氏
第二部:14:15~15:45
トークセッション「女性Pが語る少女向けアニメの制作現場」
関弘美氏×木村智哉氏
第三部:16:00~17:00
ディスカッション(須川×関×木村×山崎×会場)
奈良女子大学アジアジェンダー文化学研究センター
・イメージ&ジェンダー研究会共催
日時:2015年5月9日午後1時~5時(開場12:30)
企画責任者:山崎明子・木村智哉
会場:奈良女子大学生活環境学部E261教室
司会:山崎明子
アニメ文化は日本のサブカルチャーの重要な部分を占めており、現在までに多くの作品が海外にも輸出されてきた。とはいえ、少女向けアニメについてジェンダー視点から十分な考察がされることは少なく、議論も限られている。本企画では、日本の少女向けアニメ研究の現在を考えるとともに、なかなか語られることのない制作現場の状況についてお話を伺う。
第一部では、少女アニメ研究の第一人者である須川亜紀子氏に、「魔法少女」や「ガールヒーロー」などの視点から少女アニメ研究の現在的状況について論じていただく。今回は特に関氏プロデュース作品を中心に論じていただく予定である。
第二部では、東映アニメーション株式会社で、長らくテレビアニメの企画をしていらした関弘美氏をゲストに、アニメーション産業の現状をうかがうとともに、女性プロデューサーの視点から、どのように少女向けのアニメをプロデュースしてきたのか、どのような意図やメッセージを作品に込めてきたのかをお話しいただく。
第三部では、登壇者全員と会場を含めた討議を行う。
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登壇者のプロフィール
関 弘美 (セキ ヒロミ)
東映アニメーション㈱企画営業本部 企画開発スーパーバイザー
福井県出身。早稲田大学第一文学部仏文科卒。東映動画(現東映アニメーション)に入社。プロデューサー作品「ひみつのアッコちゃん」「ママレード・ボーイ」「ご近所物語」「花より男子」「夢のクレヨン王国」「おジャ魔女どれみ」シリーズ「デジモンアドベンチャー」シリーズ「金色のガッシュ」「明日のナージャ」「ラブ・コン」等多数。2008年よりテレビ企画部長、2012年より現職。最新作はWEBから始めた「京騒戯画」。
須川亜紀子(スガワ アキコ)
横浜国立大学都市イノベーション学府 准教授。
専門:メディアとジェンダー。特にアニメや映画における少女表象とオーディエンス研究。2.5次元文化研究。『少女と魔法―ガールヒーローはいかに受容されたのか』(NTT出版、2013年)、『アニメ研究入門―アニメを究める9つのツボ改訂増補版』(現代書館、 2014年)ほか。
木村智哉(キムラ トモヤ)
日本学術振興会 特別研究員。
専門:東映動画(現・東映アニメーション)株式会社を中心としたアニメーション産業史。
「東映動画株式会社の発足と同社アニメーション映画の輸出に関する一考察」『演劇博物館グローバルCOE紀要 演劇映像学』2011年第1集(2012年3月)
『アニメ研究入門―アニメを究める9つのツボ』(現代書館、 2013年)ほか。